SwiftでhitTestのイベント透過
Objective-CにはhitTestというメソッドがあって、それを使えばそのビューを透過して下のビューのイベントを動作させることができていた。
- (UIView *)hitTest:(CGPoint)point withEvent:(UIEvent *)event { UIView *view = [super hitTest:point withEvent:event]; if (view == self) { return nil; } return view; }
こういうの。 Swiftでそのまま同じコード書いたらビルドエラーが出た。 オプショナル型をちゃんと理解してればこんなのは簡単にSwiftで書けるんだろうけど、自分は全く分かっていなかったので30分くらい試行錯誤してしまった。。
Swiftでは以下のように書いたら動いた。
override func hitTest(point: CGPoint, withEvent event: UIEvent?) -> UIView? { var hitView:UIView? = super.hitTest(point, withEvent: event) if(self == hitView) { return nil } return hitView }
UIViewの宣言をオプショナル型でするだけだった。。
whereについて
今までiOSアプリのプログラミングにはObjective-Cを使っていたのだが、ようやくSwiftを勉強する仕儀となった。
そこでアップルのドキュメントを読んでいたのだが、こういうのを見つけた。
let vegetable = "red pepper" switch vegetable { case "celery": let vegetableComment = "Add some raisins and make ants on a log." case "cucumber", "watercress": let vegetableComment = "That would make a good tea sandwich." case let x where x.hasSuffix("pepper"): let vegetableComment = "Is it a spicy \(x)?" default: let vegetableComment = "Everything tastes good in soup." }
わからなかったのは、
case let x where x.hasSuffix("pepper"):
と書いてある「where」の部分。SQL文でWHERE句というのはよく使うが、それ以外でwhereは初めて見たかもしれない。
他の言語でも使えるのだろうか。
アップルのドキュメントにはwhereの説明とか別になかったから、他の言語でもきっとあるのだろう。
意味的には絞り込みという感じでSQL文のWHEREと似たような感じなのだろう。
とか思ってたら同じような疑問を抱いた人は既にいた。
どうやらSwift独特の文法らしい。
GMSMapViewの上に自分で作ったUIViewとかを配置する方法
GMSMapViewの上には通常マーカーとかのAPIから提供されてるオブジェクトしか置けない。
しかし、マーカーのとなりに常にインフォウィンドウ的なのを表示させておきたい場合もある。マーカーにはデフォルトでインフォウィンドウがあって、タップして選択すると表示されるが、マップ中のどれか一つのマーカーのインフォウィンドウしか出ない。でも画面内にあるマーカーはどれもインフォウィンドウ開きっぱなしにしたい場合もある。
擬似的にそういう画面を作る方法があったのでメモしておく。
まず、GMSMapView中のマーカーの緯度経度を、画面上の座標に変換する必要がある。変換にはGMSMapViewのプロパティであるところの(GMSProjection *)projectionを用いる。
マーカーのクラスとかに、
CGPoint point = [self.map.projection pointForCoordinate:self.position];
などとおもむろに書き込んで座標を取得する。 しかるのちにUIViewなどの欲しい部品を設定する。
UIView *myView = [[UIView alloc]initWithFrame:CGRectMake(point.x, point.y, 100, 50)]; myView.backgroundColor = [UIColor colorWithRed:1 green:1 blue:1 alpha:1]; UILabel *myLabel = [[UILabel alloc]initWithFrame:CGRectMake(0, 0, 100, 50)]; myLabel.text = @"テスト"; [myView addSubview:myLabel];
これにより幅100、高さ50のインフォウィンドウもどきが設定された。
これをマップビューにaddSubviewすればインフォウィンドウもどきが表示されるはずである。 が、マップを移動したりとか拡大縮小したりするとマーカーの位置とずれる。このインフォウィンドウは画面の座標に貼り付けてあるから当然なのだが、自分の場合は何秒かに一回removeFromSuperviewして再度新しい座標を取得して配置し直すことで擬似的に表現している。あるいはマップビューが止まった時のデリゲートメソッド- mapView:idleAtCameraPosition: を使ってもまあまあ許容範囲という感じだ。
for (int i = 1; i < self.mapView.subviews.count; i++) { [self.mapView.subviews[i] removeFromSuperview]; }
こんな感じでビューを消すと意図した通りになる気がする。int i = 0 から始めるとマップビューまで消えて面白い感じになる。
アルフレッド・ベスターの『虎よ、虎よ!』を読んだ
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長大なSSを読んだような気持ちがした。しかも結構クソ的なテイストの。面白くなかったというわけではないのだが。。これが50年代のSFかぁ、と感じた。
GMSMapViewの回転
端末が回転したときにGMSMapViewもそれに合わせてサイズを変えたいと思って色々調べた。
そしたら- willAnimateRotationToInterfaceOrientation:duration: というメソッドが引っかかったのだが、これはiOS8.0以降deprecatedらしく- viewWillTransitionToSize: withTransitionCoordinator: というメソッドを代わりに使うべきなのらしい。
その中にどういう処理を書けば自動でリサイズできるのか色々調べていたら、以下のような記事を見つけた。
http://www.zero4racer.com/blog/988www.zero4racer.com
aroundthedistance.hatenadiary.jp
自分はGMSMapViewをUIViewのサブビューに突っ込んでやればオートレイアウトが効いて回転するかと思ってたらUIViewだけ効いててGMSMapViewはそのままだったので、手動でGMSMapViewのサイズをUIViewと揃えてやろうとしたらなぜか初っ端からずれる。その原因は上記2つの記事にあるように、オートレイアウト後のサイズはViewDidLoadのときには取得できないのであるらしいことによるものだった。
結局、以下のような書き方をした。
- (void)viewWillTransitionToSize:(CGSize)size withTransitionCoordinator:(id<UIViewControllerTransitionCoordinator>)coordinator { CGRect new = CGRectMake(0,0,size.width,size.height); self.mapView.frame = new; }
グレッグ・イーガンの『万物理論』を読んだ
最近扁桃腺炎で寝込んでたので、眠れないときに読んだ。
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『涼宮ハルヒの憂鬱』がラノベじゃなくなったら、という感じの本。「万物理論 ハルヒ」で検索すると似たようなこと思った人が何人もいるようだ。
作中で「無知カルト」と呼ばれる人々が出てきて、その中には科学的な真理を政治的に否定するような人もいるのだが、そんなアホな主張をする奴はさすがに現実にはいないだろうし誇張だろうと思っていたら、実際にそういう人がいたらしい。
Understanding the Present: Science and the Soul of Modern Man
- 作者: Bryan Appleyard
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あと、最後のほうでTheory of Everythingがわかってもわからないものがある、それは−−人の心だ! みたいなくだりがあるのだけど、そこだけいきなり素朴になってずっこけた。主人公が全体的にキモくて、いかにもモテなさそうなのがよい。
iOSでGMSmapViewのカメラをアニメーションで移動させる
例えば現在地が移動したらそれに従ってカメラの視点座標も動くようにしたいと思ったら、上記サイトにもあるように幾つか方法があるみたいなのだけど、自分にとっては以下のが一番シンプルかつ期待してた動きをした。
[self.mapView animateToLocation:CLLocationCoordinate2DMake(self.latitude, self.longitude)];
//self.mapViewはGMSMapView、self.latitude及びself.longitudeはCLLocationManagerが取得した現在地
ナビ的な感じの使い方をするとき便利だと思う。