睡眠を大切にすると何もできなくなる

最近増田でも話題になったが、8時間睡眠について書く。

睡眠は8時間以上とったほうがいい。それはわかっている。8時間寝た日というのは頭はスッキリしているし体調も良い。日中思いっきり活動して夕方にシャワー浴びてから飲む酒は非常にうまい。毎日こんな風に過ごせたらなあと思う。

問題は、毎日そんな風には過ごせないということだ。8時間以上眠るということは、最低でも8時間は布団の中にいなければいけないということを意味する。毎朝7時に起きる習慣がある人は、どんなに夜更かししても23時には眠っていなくてはいけないことになる。

23時に布団に入る、というのでは間に合わない。睡眠状態に入るのが遅くとも23時ということだ。人間、毎日毎日そんなにすぐ寝付けるわけではないから、22:30には布団に入っておきたいところだ。

となると、風呂は21:30までに入り、遅くとも22:00までには上がっておきたい。風呂から上がって布団に入る前に、髪を乾かしたり、爪を切ったり、ストレッチしたりする時間が必要だ。

18:00までは会社で働いているとして、通勤時間がドアツードアで45分だとすると、夕飯の買い物も含めてだいたい19:00には帰宅する。そこから簡単に食事の準備から片づけまで含めて20:00までの時間で行うとしよう。

すると、自由な時間は20:00 - 21:30だけである。あまりに短い。実際にはイレギュラーな要素は沢山ありえるし、子持ちの人だったら自由な時間などまったくなく、逆に時間が足りないくらいだろう。

何か目標があって勉強や活動をしている人は、その時間を確保するのに苦労するだろう。健康のために運動をしている人なども、運動してご飯を食べたら一日が終わりである。8時間寝るとたしかに日中の調子は良いかもしれないが、何もできないのである。

つまり8時間寝るということは、日中のパフォーマンスが良くなるが、自己研鑽のために何かを行うことができなくなるということであり、勤め先の会社にとっては非常に都合がいい。社員が毎日8時間寝れば、日中は最高のパフォーマンスで働いてくれる上に、夜に自己研鑽ができないので能力を高めて他社に転職していく恐れもない。

何かをしようと思っている人は8時間寝るべきではない。というか、8時間も寝ていたら何もできない。会社から帰って飯を食ったら、何も考えずとりあえずマグカップ二杯分のコーヒーを飲むべきだ。エナジードリンクでも構わない。カフェインは何かをしようと思っている人を助けてくれる。何かを成し遂げたい人は恐れずに積極的にカフェインを摂って、早いうちにカフェインとの付き合い方を身に着けておくべきだ。

人間が最も活動的となる昼間の時間を会社に売り渡してしまっている被雇用者の人間は、自分の地下活動を成就させるためにカフェインの飲むべき。カフェインが人間を賃労働と言う名の隷属から解き放ってくれるはずだ。